実際に入塾してわかった創研学院の特徴
創研学院のホームページを見ると、創研学院はめんどうみの塾と書かれています。
また、ホームページでは創研学院と他の塾との違いについても、具体的なケースを挙げて紹介されているので、創研学院は特徴がわかりやすい塾です。
しかしホームページで書かれていることは、営業的な側面もあるため当然、良いことしか書いてありません。
はたしてホームページに書いてある内容は本当なのか、SAPIXや早稲田アカデミーなど他の大手塾と比較してどのような点が違うのかなど、実際に娘が入塾してわかった創研学院の特徴を紹介したいと思います。

実際に入塾してわかった創研学院の特徴を紹介するよ
目次
最大の特徴は、塾で完結する学習スタイル
創研学院の最大の特徴は、「塾に通っている時間内に勉強を終わらせるスタイル」だと言えます。
私が塾選びで見つけた中学受験塾の中に、この考え方で運営している塾を他に見たことがありません。
塾に通っている時間内に勉強を終わらせるとは、簡単にいうと授業の後に出される宿題も含めて塾にいる時間の中で勉強を終わらせる考え方になります。
SAPIX、早稲田アカデミーなど、どの塾も授業の後には必ず宿題が出され、次回の授業までに自宅で解き提出するものになります。
創研学院に関しても授業の後に宿題が出る点は同じですが、宿題を行う場所が自宅ではなく、創研学院の塾の中で行うことになります。
そのため、創研学院では、授業後その教室がそのまま自習室に変わり、生徒は出された宿題にそのまま取り掛かることになります。授業を受ける→宿題をやる→帰宅という流れが創研学院の基本的なスタイルになります。
宿題を終わらせて帰宅するため、授業のない日など自宅では勉強以外に時間を費やすこともできるでしょう。
その日に出された宿題を全て終わらせて帰宅できればよいですが、どうしても宿題が残ってしまうこともあります。
その場合には自宅で宿題を行うこともありますが、基本的に宿題を自宅で行うスタイルの大手塾と比べると、自宅学習の時間はかなり少なくなります。

宿題も創研学院の教室で行うんだ。
塾の中で完結するスタイルは創研学院だけだね。
わからない部分の質問がとてもしやすい
授業や宿題の内容について、テキストや宿題の解説を読んでもわからない部分があれば、先生に質問をして理解することになります。
大手の塾では、授業の後に質問する生徒が並んで順番待ちをする場合など、なかなか質問を気軽にすることができない塾もあります。
また、わからない部分を先生に質問するのは、生徒自身が自ら行動することになります。
そのため、積極的な生徒は良いですが、みんなの前で発言することや、自分から先生に話しかけることに躊躇してしまうような生徒は、先生への質問を遠慮してしまい、わからない部分をわからないままにしてしまう場合があります。
また、小学生なので、わからない部分について何がわからないかを説明することもなかなか難しいものです。
この点について、創研学院は先生への質問がとてもしやすい塾だと言えます。
創研学院では、授業中に質問もできますが、授業後の宿題や自習を行う時間になると、授業をした先生がそのまま残っているため、わからない部分があればすぐに先生に聞くことができます。
また、授業後の宿題や自習を行う時間になると、授業を行なった先生に加えて、質問に答える先生が複数人登場する仕組みになっており、わからない部分はどんどん質問できる体制が組まれていることもとてもユニークな塾だと言えます。
質問できる先生が複数人いたとしても、自分から先生に質問することに消極的な生徒は、わからない部分はわからないままにしてしまうのではないかという疑問についても創研学院には仕組みがありました。
授業後の宿題や演習の丸付けは生徒ではなく先生が行います。
そのため、宿題や演習問題を先生に持っていくタイミングで必ず先生と対面で話す機会が生じることで、わからない部分の質問や間違った部分の確認などをすることができます。
他の多くの塾は、授業の内容がその場でわからなくても自宅での復習で理解するスタイルです。
自宅での復習や宿題でわからない点が出ても、すぐ周りに当然先生はいないため、わからないまま手が止まってしまうことがあります。
しかし、創研学院は塾の中で宿題や演習を行うことを基本スタンスにしていることや、質問しやすい仕組みを作っている点で、わからない点はすぐに質問して効率的に理解を進めていくことができる塾だと言えます。

授業の後の自習時間には先生が残って質問を受け付けてくれるんだ。
宿題や演習の丸つけは先生がするから、必ず先生とコミュニケーションをとる機会が生まれるんだね。
やりっぱなしにしない
中学受験は国語・算数・理科・社会について、通常の小学校で習わない範囲まで幅広く勉強します。
1回の授業で1つの単元について勉強し、授業が終わった後や、次回授業の最初に、単元の理解度を確認するテストを行うことが多いです。
創研学院も授業が終わった後にはその単元の確認テストを行う点は、他の塾と同じスタイルだと言えます。
他の塾では確認テストの間違った部分については見直しをするなり、解説を確認して終わりとするケースが多いですが、創研学院は少し違います。
創研学院は、確認テストに一定の合格基準点があり、合格するまで何度も確認テストを繰り返し受けることになります。
1回目のテストで合格すればよいですが、不合格の場合には、2回目、3回目と合格するまで確認テストを繰り返し受けることになります。
確認テストで不合格になると、再テストを受けるためには演習問題のプリントをこなしてからでないと再テストができないため、演習とテストを繰り返すことになります。
そのため、1つ1つの単元をやりっぱなしにせずに、しっかりと理解が定着するまでフォローしてくれる仕組みができていると言えます。
また、テストに合格すれば達成感を感じることができることも、生徒のモチベーションの面でも良い仕組みだと思います。

1回の確認テストで終わりにせずに、
理解が定着するまで何度もテストを繰り返すんだね。
保護者も先生とのコミュニケーションが取りやすい
創研学院では、LINEアカウントを登録することで、LINEを通じて直接先生に質問や連絡をすることができます。
もちろん電話でも親切に対応していただけますが、LINEであれば都合の良いタイミングでのコミュニケーションが取れるため、先生とのコミュニケーションのとりやすさは抜群だと感じました。
以前の塾では先生とのコミュニケーションは定期的な面談のみで、それ以外は何かあれば電話での相談でしたので、それに比べると非常に先生との距離が保護者としても近い印象を受けます。
実際に入塾当初は細かい疑問や質問がいくつかありLINEに投稿して見たところ、1つ1つの質問にとても丁寧に答えていただけました。
また、LINEは保護者からの質問や疑問だけでなく、自宅で宿題や演習をした際にわからない問題があれば、その質問にも答えてくれる仕組みになっています。
わからない部分をスマホのカメラで撮影して送れば、それに対して先生がLINEで答えてくれるという仕組みです。
他の大手の塾では、ここまでフォローしてくれる仕組みはあまり聞いたことがなく、生徒も保護者もとても先生とコミュニケーションがとりやすい塾だと言えます。

LINEを使って先生と直接コミュケーションが取れるんだ。
事務的な話や、自宅で宿題をした際のわからない問題の質問など、
何かあればLINEで質問できるのは便利だね。
実際に娘が創研学院に入塾してわかった創研学院の特徴を挙げてみました。
SAPIX、四谷大塚、早稲田アカデミー、日能研といった大手の塾同士は、程度の差はあるものの基本的な仕組みは似ているため、大手塾同士の比較は結構難しい印象でした。
一方で、創研学院の仕組みや考え方は、大手の塾とは大きく異なるため、創研学院は特徴がとてもわかりやすい塾だと言えます。
創研学院の存在を知ったのは、娘の5年生のタイミングでの転塾を考えた時の塾探しでした。
創研学院のホームページに書かれている考え方や仕組みが本当なのか?という点においては、実際に入塾してみるとホームページに書かれている通りの塾だと感じました。
創研学院の仕組みや考え方に共感できる家庭や、我が家のように抱えている課題を解決もしくは改善してくれる塾を探しているようでしたら、創研学院はとてもおすすめの塾だと言えます。