東京都の国立私立中学への進学率は約2割

2022年5月26日

中学受験の実際の受験率はどれぐらいだろう

中学受験をするにあたり世の中の状況を理解しておくことは大切です。

中学受験の受験率進学率がどの程度なのかを調べてみました。

私は都内23区内に在住ですが、娘の通う公立小学校では、比較的中学受験をする生徒の割合が多い印象で、大体半数ぐらい生徒が中学受験をする印象ですが、同じ都内であっても区や住んでいる地域によって、中学受験率は差があるものです。

実際に調べた中学受験の受験率と進学率について紹介します。

パパ

中学受験の受験率と進学率について紹介するよ。

都内公立小学校の生徒の約2割は国立または私立中学に進学

東京都教育委員会から「令和2年度 公立学校統計調査報告書」という報告資料が出されています。

これを見ると令和2年3月の都内の公立小学校の卒業者は96,868人で、その内、私立中学校への進学者は17,859人で18.4 %とあります。

また、国立中学校への進学者は408人で0.4%となっており、私立と国立を足すと18.8%になります。

このことから東京都内の公立小学校の生徒の約2割が国立または私立中学に進学すると考えられます。

2割ということは5人に1人、1クラス20人の教室であれば4人程度が私立中学に進学するという割合です。

<都内中学校への進学者の状況>

卒業年度卒業者計公立私立国立
平成26

93,868 (100.0)

76,492((81.5)
15,386(16.4)
395(0.4)
平成27

93,986 (100.0)

76,078(80.9)

15,937(17.0)

446(0.5)
平成28

91,979 (100.0)

74,400(80.9)

15,626(17.0)

439(0.5)
平成29

90,297 (100.0)

72,095(79.8)

16,273(18.0)

413(0.5)
平成30

94,580 (100.0)

75,598(79.9)

16,953(17.9)

453(0.5)

令和元年

96,868 (100.0)

77,021(79.5)

17,859(18.4)

408(0.4)

東京都教育委員会 令和2年度 公立学校統計調査報告書から作成

東京都内の中でも受験率が高い区は4割以上

東京都内の公立小学校の生徒の国立または私立中学への進学率は上記の通り約2割と言えます。

東京都の23区内と区外で見ていると、区外に比べると23区内の方が受験率が高い傾向にあります。

また、23区の中でも区によって受験率が大きく異なる傾向にあります。

公立学校統計調査報告書の数字を見ると、23区の中でも文京区、港区など受験率が高い区では受験率が4割を超えている区もあります。

4割となると、大体クラスの半分程度。

隣に座っている友達が中学受験をする状態です。

パパ

文京区・港区など受験率が高い地域の受験率は4割以上。
同じ東京都内でも地域によって受験率に差があるんだね。

全国平均の中学受験率は約8%

東京は人口も多く、都道府県別で見ても中学受験率が高いことはイメージがつくかと思います。

では全国で見て場合に中学受験率はどれぐらいあるものでしょうか。

文部科学省の出している学校基本調査というものがあります。

これを見ると、全国の小学生の中学受験率は7〜8%前後ということがわかります。

東京23区内では中学受験率が4割を越える区がある一方で、全国平均が約7〜8%の受験率であることを考えると、東京23区内が他県に比べて中学受験率が高い地域であることがわかります。

パパ

全国で見ると東京の中学受験率が高いんだ。

2023年以降も中学受験率は増加傾向が考えられる

昨今、中学受験がフォーカスされることも多く、そのきっかけとなったのがコロナの影響と言えるでしょう。

世界的に蔓延したコロナによって、コロナ前に比べ、学校や学習環境は大きく変わりました。

各学校の生徒には1人1台タブレットやPCが配布され、いまやオンライン授業が普及し、タブレットやPCを使った学習が当たり前の日常になっています。

コロナにより世界的にももちろん日本でも経済に大きなショックを与え、その影響で中学受験の受験者数が減少するのではという話が出ていた時もありました。

しかし2021年、2022年受験をみても、受験生が減るどころかむしろ増加傾向であると言えます。

それはコロナ禍で、中学受験の経済的負担というネガティブな面よりも、私立中学の良さが際立ったことで以前よりも中学受験に関心を持つ親が増えたのだと言えます。

公立中学校が休校や紙のプリントでの自宅学習をしている間に、私立中学ではタブレットの配布やオンライン授業の開始など、学びを止めない環境を迅速に準備した対応の早さが注目されたことは、記憶に新しいと思います。

2023年以降もコロナやパンデミックという予期せぬ出来事が起こるかもしれません。

その中でも学びを止めない環境を提供できる私立中学校に魅力を感じる方は多く、2023年以降も受験者は増加することが考えられます。

パパ

私立中学校の学びを止めない環境が、コロナ禍でとても注目されたんだ。
今後も私立中学校の人気はしばらく続きそうだね。